パーソナリティ障害ってどんな病気？
自分のまわりには、何をかんがえているのか良くわからない方や態度や意見がコロコロ変わる人、周囲の方と馴染もうとしない人や変な好みを持っている人はいないでしょうか？その人の行動に、いちいちあなたが振り回されていることもあるそうです。
精神疾患（遺伝的な要因が発症に影響することもあると考えられています）の中には、その人本来のオリジナルの行動傾向や心的傾向といった「人格」に偏りや異常があって、周囲に迷惑をかけたり危害を加えたりするケースがあります。または、自分自身だを苦しめたりしてしまって、スムーズな日々の暮らしが送れなくなる可能性もあると言えます。
こういった障害は総称して、「パーソナリティ障害」と呼ばれており、昔は「人格障害」とも呼ばれていました。
このパーソナリティ障害は、その人の性格に著しい偏りがあるために、自分のみならず周囲も苦しんでいるような状態のことを言うのです。普段の生活においても、重大な支障をきたしているようなレベルを指します。
ちょっとぐらい性格（人や動物の性質を表わす言葉です）に偏りが見られても、生活することができる状態ともなれば、パーソナリティ障害ではなくて、「パーソナリティ・スタイル」と呼ばれています。
パーソナリティ障害には、代表的タイプだけでも１０にも渡るタイプがあり、それぞれ偏り方も異なります。
また、その中でも、「大まかに奇妙な行動や考え方をするＡ群」、「感情が不安定で激しいＢ群」、「不安や恐怖感が強いＣ群」という3つのグループに分類）されています。ただ、どのタイプの場合でも、極端な性格（環境によっても変化しますが、先天的なものが大きいと考えられています）の偏りの為に周囲と適応できなかったり、苦しさを抱えていたりする点では同じと言えます。
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