パーソナリティ障害の診断方法って？
パーソナリティ障害（統合失調症などでも似た症状が現れ、他の精神疾患と併発することもあるので、診断はとても難しいといわれています）は、大変診断が困難な障害です。軽度の場合であれば、周囲からも「ちょっと変わった人」で済まされてしまう場合もあるかもしれません。体の病気を診断する事を、簡単に検査をしてパーソナリティ障害だと診断可能な病気ではないのです。
まず、診断する場合、次の６項目からなる全般的診断基準と照らし合わせてみます。
１．「認知（物事の受け止め方）」、「感情」、「対人関係）」、「衝動性のコントロール（特に精神を制御するのが難しいといわれていますね）」の中で、著しく偏った心や行動のパターンが２つ以上ある
２．その行動パターン（男女差はもちろん、年齢差や性格差なども影響するでしょう）に柔軟性がなく、生活（良い習慣をいかにたくさん身につけるかということが人生を大きく左右するでしょう）の広範囲に見られる
３．そのパターンによっては自分が悩んでいたり、周囲も悩ませたりしている
４．そのパターンが、小児期、青年期、成人早期と長い年月にわたって続いている
５．他の精神分裂症や感情（自分である程度コントロールできるようになると、人間関係が楽になるでしょう）障害等の精神疾患の症状ではない
６．薬物や脳器質性障害と言う身体の病気の影響ではない
上記の項目について、本人や周囲の人からも充分に時間を掛けて話を聞きます。
全てにその方の行動パターン（男女差はもちろん、年齢差や性格差なども影響するでしょう）が当て嵌まると、パーソナリティ障害を疑う必要が出てきます。すると、次はパーソナリティ障害の１０にも及ぶタイプのうち、どのタイプに属しているのかを診断するため、そのタイプごとの判断材料を元にして細かく特定していくようです。
反対に、上記の６項目の全部を満たしていない場合には、パーソナリティ障害ではない可能性も高いですよね。
例えば、二十台後半以降にその人の性格が変わったようなケースでは、他の原因（改善できるものと改善できないものがあることでしょう）を疑ってみる必要があると言われています。
