パーソナリティ障害の治療方法って？
パーソナリティ障害は、その方の人格に偏りや異常がある事から、治療（医学の発達と共に進化していくことが多いです）は難しくてあるとかつては考えられていただと言えます。でも、現在では、時間をかけて治療を行うことで改善するケースが多いというところもが判って来ていると思います。それでは、パーソナリティ障害（統合失調症などでも似た症状が現れ、他の精神疾患と併発することもあるので、診断はとても難しいといわれています）の治療には、一体どんな方法があると思いますか？
パーソナリティ障害にも色んなタイプが存在しており、その治療法もそれぞれ異なってきます。共通していえる事は、パーソナリティ障害を発症した人は、あなたの行動に対して自覚はあっても、その事に対しての問題意識は持っていないケースが殆どのようです。
つまり、治療の第一歩として、本人にその思考や行動が周りに迷惑を掛けている事を自覚させる必要があるかもしれません。その為に、ほとんどの場合治療方法として、心理療法を用いるのです。
家族や周囲の人たちがその行動により、いかに不快に感じるのかを繰り返し本人に指摘したり、行動を制限したりして認識（自分のものに固執していると、視野が広がらないでしょう）させるようにして下さい。
また、部分的な症状については、薬物療法が有効な場合もあるそうです。ただ、これは症状を軽減させるだけで限られた効果しか期待できず、薬物に依存してしまうケースも多いため、注意してくださいね。
産まれた時から成長するにつれて人格が形成されていくように、偏りや異常がある人格を治療するためには数年単位と言った、かなりの時間を必要とする事は必至です。
けれど、気長に治療を続けていく事で性格 の偏りもちょっとずつ修正され、段々と落ち着いてくるようになるでしょう。
